Activity Plan 02
歴史に触れて
地域に還元する旅
1泊2日
No.02
歴史
摩周・屈斜路エリアの歴史は火山とともにあります。悠久の歴史の中で、噴火を繰り返し誕生したのが、今の屈斜路湖や摩周湖、アトサヌプリ(硫黄山)。カルデラの大地には多くの温泉が湧出し、古くから温泉宿で怪我や病気を治癒する湯治場としても親しまれてきました。また硫黄山で行われてきた硫黄採掘は、鉄道が敷設されるなど今の弟子屈や釧路の繁栄の礎を築いたとされています。
ここでは、屈斜路カルデラの大地の成り立ちや弟子屈の歴史を学びながら、地域の環境保全に貢献できるモデルルートを紹介。自然を守りながら楽しみたい人におすすめです。
Time Table
- Day 1
- Day 2
DAY 1:午後
川湯温泉街から散策へ(川湯ビジターセンター~つつじヶ原)
旅のスタート地点は、「川湯ビジターセンター」。周辺の自然環境や歴史が豊富な資料で紹介されており、さまざまな角度から、摩周・屈斜路の大地を知ることができます。また、自然へ出かけるために心得ておくべきことも紹介されているため、旅のはじめにぜひ足を運んでほしいスポットです。
川湯ビジターセンターのあとは「つつじヶ原自然探勝路」を通って硫黄山へ向かいましょう。約2.6kmの散策路には、イソツツジやハイマツなどが群生。火山の影響で、低地でありながら高山植物を間近に観察することができます。6月中旬から7月下旬にかけては、東京ドーム約21個分に相当する100ヘクタールに広がる日本最大のイソツツジの群落が、一斉に白い花を咲かせます。
DAY 1:宿泊
満天の星空を楽しむツアー/ 川湯温泉
弟子屈町では、年間を通して美しい星空を堪能することができます。なかでも、遮るものがない摩周湖の展望台は天体観察に一押しのスポット。晴れていれば、一年中「天の川」を見ることができます。「星空ツアー」に参加しガイドの解説を聞きながら、星や宇宙に思いをはせるひとときをお過ごしください。
DAY 2:午前
硫黄山トレッキング
アイヌ語で「裸の山」を意味するアトサヌプリ(硫黄山)。今なお、噴気を上げ続ける、生きた火山です。古くは硫黄鉱山石の豊富な山として知られ、1877年頃から盛んになった硫黄採掘は弟子屈をはじめとした釧路地方の近代化の礎を築きました。硫黄山にあるおよそ1,500以上の噴気孔は、弟子屈町の「特定自然観光資源」に指定され、硫黄山へは認定ガイドの引率するツアーの下でのみ、6月から11月上旬にかけて入山が許可されています。ツアーの参加費の一部はトレイルの整備など、地域の環境保護に活用される仕組みが整っています。
DAY 2:ランチ
川湯温泉街で地場産の食事を楽しむ
最後は、川湯温泉エリアを散策しつつ、ローカルの食を楽しむのはいかがでしょう。川湯ビジターセンターのほど近くには無料のあし湯があり、硫黄成分を含む強酸性のお湯は、少し足をつけるだけで全身がポカポカに。温泉街の中心には、その名の由来となった「温泉川」が流れます。2020年に川沿いの歩道が整備され、湯気を上げ流れる川の景色を間近で見られるようになりました。また、温泉街の川湯神社は、お湯が流れる「手湯」が珍しく、夜にはライトアップもされています。
散策後は、地元食材を味わえる飲食店でおいしいひとときを。地場産小麦を使った手作り水餃子やベトナム風春巻き、ヴィーガンにも対応したテンペ丼など多国籍な料理を味わうことのできる「すずめ食堂&バル」や、夕食には四季折々の地元産食材を使った和食が人気の「いなか家 源平」などで、お食事をお楽しみいただけます。
Teshikaga Way 弟子屈町らしい持続可能な観光地域づくり
弟子屈町では豊かな自然や人々の暮らしを守り、
未来へとつなげていく取り組みを大切にしています。
町民と世界中の旅人が共に
ありのままの地域の魅力を楽しみ、
文化の多様性を尊重する。
そして、ここにしかない豊かな生態系を守っていく。
まず3つの取り組みに”共感”をすることから始めませんか?
- Enjoy Localhood 地域の魅力を楽しもう
- Respect Culture 文化の多様性を尊重しよう
- Protect Nature 豊かな生態系を守ろう